2016年06月08日

リフォーム時に耐震改修

先日、平成初期に建てられた木造住宅の耐震診断に行ってきました。
診断結果は上部構造評点0.7未満。

リフォーム時に耐震改修

倒壊する可能性が高い でした。
今現在、耐震改修事業の補助対象となっているのは昭和56年5月31日以前に建てられた木造住宅です。
この年の6月以降に新耐震基準として全体の壁量が定められました。
実際には平成12年にも改正がなされ、壁の配置バランスと接合部の規定が新たに定められており、弊社が診断した結果では前述の2項目が満たされていないのに加えて建物劣化による減点(基礎のひび割れや外壁の痛み)により評点1.0を切る場合が多いです。
今回のお客様は色々と悩まれた結果、お風呂のリフォームに合わせてお風呂場を中心に可能な限りの耐震改修を考えられました。
弊社としても限られた箇所で最大限の補強を心がけ設計しました。
リフォーム時に耐震改修
改修前です。弊社では、耐震改修をされるお客様には補助金の有無を問わず工事終了後には工事個所が詳細に分かる図面と工事写真を提供しています。
今回補強する壁の強さに会わせて土台・柱・梁の接合部の補強を行い、面材の下地受材を施工しました。
リフォーム時に耐震改修
定められたビスピッチに従い弊社の熟練作業員が施工しています。
完成です。
リフォーム時に耐震改修
完成写真ではスケールを当ててビスの間隔が分かるようにしています。
以上の工事を行った結果上部構造評点は
0.68から0.86へと大幅アップを果たしました。
1.0には届きませんでしたが今後計画しているキッチンのリフォーム時にもう一度検討されるとの事。
リフォーム時に耐震改修。解体・復旧の手間をリフォームと兼用出来る為、かなり有効だと思います。
少ない補強カ所で最大限の効果を発揮できるような設計を心がけています。
その為にも先ずは耐震診断を!
お問い合わせ

【耐震診断のお知らせ】 
対象地区   香川県全域   
受付時間   午前9時 ~ 午後5時
対象     昭和25年以降、平成12年までに着工された木造在来工法2階建てまでの建物
対象外    2×4住宅、鉄骨造、コンクリート造、混構造、伝統工法(民家造り)、借家

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